花の宵

2006年3月28日 ポエム
花の宵
ああ、今は
ここには もうだれもいない 
 春・・
さまよい歩いた日々を思い返せば
後悔はつきない・・
あの子供達は
今頃どうしていることだろう?
山桜の花びらの舞落ちる その下で
おにぎりをほおばり、笑い合った日々・・
今はもう、静かに散る花を美しいと思うように
ただ静寂の中で見つめていよう
この身のおろかさを
この存在の罪を・・
哀しみだけが
私の心をなぐさめるのだと知っている  

花の咲く季節に、風はふいて散って行く
優しい思い出達と共に・・
この花の咲く夜に
とめどない恨みも、愛欲も
はらはらと散って
消えていけばいい・・
そして 空の果てのように
限りない 無意識に
この身をゆだねよう

残された時を生きるための
それが、ただ一つの道と

暗闇へ

2006年3月25日 ポエム
暗闇へ
たとえようもない、はるかなところ
それは、空の果てではなく
この心・・
沈み続けて、時間と空間が逆転するほどの
暗闇へと・・
人の愛さえも、のみこんで
報いることなど、けしてしないだろう・・
それでも、存在の価値があるというのだろうか?

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